News / Nunn Road / 2001 / No.75 25th Jun, 2001

朝の自由遊びや外遊びの時間に展開されている遊びをご紹介します。
・人形 「赤ちゃんをゆりかごに入れて貝殻をミルクボトルにしてミルクをあげる」
「病気になったので、おかゆを作ってあげる」
・レストラン 「スパゲッティ、おにぎり、サラダ、おもち、アイスクリーム、お寿司、飲み物」がメニューで木のおもちゃで塩コショウ・ケチャップを用意します。
テーブルの真中に布で作ったろうそくが置かれることもあります。
・木の実を使って電話遊び
・いすでバス、トンネルつくり
・さかなつりをした後、そのつった魚をバーベキューにする。木切れがたくさん置かれて火をたきます。
・木の家がホテルや虫さん、食べ物、飲み物やさんになります。
 (子供たちの会話)
  「火事で家を焼かれた人が住むための家です」
  「今、閉店中です」
 お金には木の葉っぱ、野菜には庭の草が使われます。
など

 同じおもちゃでも、子供たちの想像力で、毎日いろいろな遊びが展開 されています。男の子達も人形の世話をしたり、家事をしたり、そこにはいろいろな会話も始まります。小さい子供たちは、大人の模倣をして、それを遊びに取 り入れます。彼らが一番長く経験する生活空間は、家庭ですから、お母さんの仕事を見て真似て、それがたくさん遊びになっています。男の子が人形を抱いてミ ルクをあげていても、それはお母さんが赤ちゃんの世話をしているのを真似ているわけですから、少しもおかしいことではありません。

 こうして、子供たちが自由に、創造的に遊ぶ時、彼らの魂が豊かになり、喜びに満ちた主体性が発達します。遊びは、小さい子供たちにとって、とても大切な 活動です。読み書きなどの知的教育は、脳ばかりを刺激して、子供たちを疲れさせてしまいますが、遊びを通して、子供たちの内なる力が豊かになり、思いやり のある心が育ち、体が発達します。そして、小さい時経験したことは「三つ子の魂百まで」ということわざのように、後生に続いていきます。ですから、知的な ことはできるだけ遅く(年長児頃に)紹介すべき、また、紹介するにしても、できるだけ動き、リズムを通して体全体で楽しみながら、とシュタイナー教育で 言っているのは、このためです。

 また、遊んだ後は、お片付け、年長さんになるととても手際がよく、あっという間に片付いてしまいます(年長さんたちは、各行事の準備の手伝いも、自由遊 びの時間によくやってくれます)小さい子供たちの中には、まだお片づけが難しい子もいますが、少しずつ年長、年中さんを見て、頑張っています。また、お片 づけの後のお祈り、歌の時間のために「いすやさん」がいすを丸く並べてくれます。

 着替えの時間も大きい子が、小さい子を上手に助けてあげています。それを見て、いつもは助けてもらっている小さい子が、他の小さいこの着替えを助けてあげるということもありました。小さな手で一生懸命やっている姿は本当に心暖まる光景です。

<ランタンの詩>
 おひさまが やさしく みんなをてらしてくれる
 大地もお花も木も鳥も みんな おひさまが大好き
 ぼくも わたしも おひさま だいすき
 いつも お空で にこにこ笑ってる
 夜になったら どこいくの
 おひさまの おうちに帰っていくの
 ある日 お星様がおしえてくれた
 おひさまのひかりを すこしもらってみんなでおうちを作ったら
 だから みんなで絵をかいて 紙をはって作ったよ
 おひさまのひかりは こうしてみんなをてらしてくれる
 ランタン ランタン ありがとう

<ランタンの歌>
 ちいさくあかるいランタン そのランタンはきれいね
 お空にはお星さま ここにはランタンの火
 いっしょにあるこう ラビンバラバンバラビン

I go with my bright little Lantern my Lantern is going with me
In heaven the stars are shining on earth shines my lantern for me
The light grows dim as we go in La bimbalabambalabin

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